桜通り歯科便り#3

歯周病が身体におよぼす影響

歯周病は歯を支える骨が溶けてなくなっていく病気です。病態が進行中の症状が大きく出ることは少なく、進行させたものを元に戻すことは困難です。進行させない“予防”がなにより大切です。

“予防”とは日々のしっかりとした口腔内の清掃、定期的な検診、歯石除去、噛み合わせのコントロールを言います。

口腔内の清掃、歯石の除去は歯周病菌への対策。細菌による炎症予防です。噛み合わせのコントロールは“外傷”による炎症予防です。悪い噛み合わせは歯にとって外傷になりえます。歯を支える骨が少なくなれば、今まで通りの噛み合わせであっても“打撲”にあたる外傷になります。

今回の桜通り歯科便りは歯周病の身体への影響を話しますので、細菌対策を怠ると身体のどこにまで影響が及ぶかをお知らせします。

私が歯科医師になり、10年ほどが経ったころ、友人から「肺が腐って入院している」「先生から歯周病じゃないか?」と言われたというのです。一時退院してきた彼は確かに歯周病で、虫歯も多くありました。顔面も蒼白で、明らかに元気を失っている彼の口の中の清掃を徹底して行ったのを覚えています。肺の状態はみるみる良くなっていきました。彼が患った肺膿瘍は口の中の細菌が引き起こしたものだったのです。

  • 2013年名古屋市立大大学院の研究チームが歯周病菌がアルツハイマー病を悪化させることをマウスで明らかにして発表。2015年国立長寿医療研究センターの研究グループもマウスがモデルですが同じくアルツハイマー病を悪化させることを示唆しました。
  • 妊娠している女性の低体重児早産。
  • 誤嚥性肺炎、私の友人が患った肺膿瘍も同じくです。
  • 骨粗鬆症との関係。
  • 関節炎、糸球体腎炎。
  • メタボリックシンドロームとの関係。
  • 糖尿病との関係。
  • 虚血性心疾患、心内膜炎、心筋梗塞、などの心臓疾患。歯周病によって産生された炎症性物質が血流を介して心臓血管に影響をおよぼすと言われています。他の臓器の血管にも同じく影響は及ぶでしょう。
  • 癌のリスクが高まる。歯周病菌の産生する内毒素によりインフルエンザなどのウィルスに感染しやすくなる。HIVを活性化させる。動脈硬化した血管の患部から歯周病菌が検出されています。

驚かすつもりはありませんが、歯周病菌の身体に対する影響力は大きなものです。そしてその対策は“予防”が絶対です。発症させない。進行させない。症状が出る前に対策をしていきましょう。

歯周病は予防が最善で絶対の策

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