桜通り歯科便り#10

スポニチの取材を受けて

歯科で身体に確実に問題があるのは金属アレルギーの問題です。

西武の菊池雄星くんは去年末赤坂にあるk-mapのドクターオブカイロプラクティック(アメリカでのカイロプラクティックライセンス取得者はアメリカ国内ではドクターライセンス)の河合智則先生からの紹介で来院されました。

大筋はコラムに書かれた通りです。噛み合わせを調整し、野球の投手という競技特性と雄星くんの持つ特性を踏まえた調整をマウスピースに施しました。

噛み合わせは頚椎や首の可動域に影響を及ぼします。確かに。しかし、細かくはそれどころの影響ではありません。胸郭の可動、重心位置の変化、足裏の接地。連動のある全身に影響を及ぼします。更には頭蓋骨の歪み、脳血流。。。

たくさんのアスリートに来ていただいていますが、それらは彼らのパフォーマンスを上げる以上に、全身各所に偏りのある負担がかからないように働きケガの防止に役立っていると考えます。

噛み合わせから身体に及ぶ影響を大幅に不良な条件を補正し、より良くしてくれるアイテムがマウスピースです。しかし日常生活の中で使用するものではありません。あくまでスポーツをする際に着けるものです。治療法の一つとして材質が違いますが、寝ている時や、下顎位の変位を修正する際に使用するものがあります。

今回のコラムはアスリートの身体の連動、重心の変動に噛み合わせが深く関わっていて、まだまだたくさんの可能性があることを言ってます。しかし本質はもっともっと深いところにあります。
『歪んだ箱に強い力をかけたら崩れます』
何を言っているのかわかりますか?強い力を生み出す噛み合わせは身体を、頭蓋骨を歪ませるし、歪んだ身体を崩します。身体の最深部には脳脊髄があり、それはほぼ全ての制御を行う中枢です。
歪みやねじれは見た目にとどまる問題ではなく、中枢にまで影響を及ぼしています。

頚椎ヘルニアの手術に踏み切る前に、歪みを生む、強める噛み合わせと向き合えば、潰れた椎間を引き延し元に戻すことなどは無理でも、症状の原因に関わる筋肉の緊張、悪化させる過緊張を緩め、症状の消失、緩和には繋げられるでしょう。本質はそこにあります。インプラントをしてからの不調なども、まさにそこです。

噛み合わせはまだ知られてない多くの大切は問題に関わっていることは確かです。重要なことです。思い当たる方は一度御連絡ください。

桜通り歯科クリニック 院長 松浦敦

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院長日記

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