桜通り歯科コラム
噛み合わせ最前線

精神的症状について-その6

その5の続きです

脳の学習期間 について書きます。

精神的症状について-その6-1

簡単に言うと、食べるときに無意識にうまく噛めるのは、基本的な咀嚼パターンを脳が記憶しているからです。

脳に咀嚼パターンがある。そしてその咀嚼パターンは、歯、口唇、舌等の口腔組織・器官が常にセンサーとして感知(特に歯の位置、形、角度、高さ等)することで確立され維持されています。永久歯が生えたとき、正常な(生理的な)噛み合わせを確立(このときは学習して確立していく)してからは、維持するだけですが、噛み合せの治療や、噛み合せや歯の感覚に関わる治療をするときは、新しい歯を脳が記憶するために学習していきます。簡単に言うと、新しく歯を入れたら、それを脳が完全に記憶するために学習し、それには一定の期間があります。それが脳の学習期間です。もっと簡単に言うと、新しい歯に感覚的になれる期間。これは感覚が慣れると言うことなので、脳で学習・記憶されています。ですから、自分の感じる感覚として慣れるのと、少し違います。自分が違和感なく慣れていると感じても、脳のほうではまだ学習し終わっていないという期間があります。これも歯科領域で、統一され証明されていないのですが、明らかにその学習パターンがあります。慣れるのは当たり前かもしれませんが、いつ慣れたと判断すべきか? と言う期間の問題があります。これは3ヶ月です。とりあえずは。脳のデータがないので厳密には言えないですが(早急に研究すべきだと思いますが)。仮歯やマウスピース、あらゆる噛み合わせにかかわる治療時に確認し、経過を見ているのですが、まず3ヶ月と言う期間が必要です。そしてそれ以上経った段階でさらにかみ合わせに問題が残っていれば、次のその問題を感じ取り、感覚は乱れてきます。感覚に作用するマウスピースを適切に使っても、そのまま3ヶ月以上使っていると、乱れてきます。

精神的症状について-その6-2

その3ヶ月の間も、問題なくても記憶の入れ替えの時期で迷う期間があります。ほぼ全ての人が1ヶ月目から1ヵ月半の2週間です。

治療時にこの期間を使い、いつ乱れる時期か? いつ落ち着いている時期かで、いつ何をするか? や、大丈夫かどうかの判断をするタイミングを判断します。これは臨床上かなり重要です。

例えば、乱れる時期に毎回治療をすると、筋肉が固まっている状態で、厳密には噛み方や顎の動きもおかしくなって入る状態なので、治療のたびにどんどん誤差がでてきたり。あるいは、乱れている時期に新しく歯を入れたり、噛み合わせをチェックして、問題ないと判断しても、落ち着いた時期になって、筋肉が緩んだり、噛む動きが変わると、入れた歯が全然あっていなかったり、ということになりかねません。噛み合わせに関して、何らかの変化を与えたら、最低でも落ち着くまでに2週間かかります。ですから、クリーニングなどのかみ合わせに直接関係なく、遣ればやるだけ勧める処置以外は、基本的に治療の予約は2週間に1回が最短でしょう。また、1ヶ月以上開くと、その状態の学習期間の迷う時期に入るので、2週間から1ヶ月以内に1回がちょうどいいでしょう。あるいは、ほぼ問題ない状態で、最終的に問題ないかの確認をする場合は、最低でも迷う時期を通り越して、1ヵ月半から2ヶ月以上経過をみて、最終的な確認の場合は、3ヶ月以上経過しないと、大丈夫かの判断はできません。

例えば、1本の歯を入れるときに、仮歯で最低3ヶ月以上様子を見て、問題なければ歯を作って入れて、まったく仮歯と同じ形で入れたとしても、材質の違いを脳が記憶するのに3ヶ月! ですから、1本の歯を入れるのに、何も問題なくても、最低6ヶ月は必要ということです! これも、明らかに問題なければ、短めに端折ることもできますが、あくまでこの学習期間とタイミングを考慮しての話です。

これに関しては、これからも繰り返し、分かりやすく説明していこうと思います。

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