桜通り歯科コラム
噛み合わせ最前線

咬合治療-その1

咬合治療、実際の噛み合わせの治療について説明します。内容的に今まで書いたかみ合わせの内容と重複するところがあると思いますが、今回からは、実際的にどのように治していくのかを説明します。

まず、大きくとらえて、噛み合わせを治すことは、“全か無か”という感じです。生理的かそうでないか(病的)、治療に際して、これが1つ大きなコンセプトです。ちょっとだけ治す、とか、半分治す、ということがありえないということです。ちょっとでも、半分でも、噛み合わせ的に悪いところがあれば、病的な噛み合わせになります。噛み合わせは、1本の歯のことではなく、顎とすべての歯、そして頭蓋骨から頚椎までを含むものだからです。

これは何となくでもわかるかもしれませんが、そこで注意しなければならないのは、各個人の生理的許容範囲です。全か無だからと言って、完璧でなければならないというわけではありません。特に、平均値的な数字的正常値に合っていなければならないわけではありません。理論的正常値は、診査・診断のときには基準として用いますが、生理的というのは、各個人の生理的許容範囲に入っていればいいのです。

そうすると今度は、曖昧に聞こえるかもしれません。そこで重要なのは、各個人の生理的許容範囲は、ある程度の範囲があるのですが、それを1ミクロンでも外れると病的です。そして、その許容範囲の中で、物理構造的には20ミクロン範囲内の誤差で構築されなければなりません。このへんが、噛み合わせを捉えることを難しくしている要因かもしれません。個人差と、範囲があり、、でもμ単位。治療上も診断上もこのことを分かっていれば難しいことはないのですが、少し複雑です。簡単に言うと、機械を作るように、パターンで同じことができません。基準や操作(技術)は決まったパターンがあったとしても、常に各個人と状況、段階に応じて応用しなければなりません。何でもそうかも知れませんが、例えば、ラーメンを同じ味で作るにしても、そのときどきの素材の状態や気温、湿度で違うでしょうからアレンジが必要。髪を切るにしても、同じ髪型にしょうとしても髪質や頭の形が違えば応用が必要です。噛み合せの治療は、基本的に、2人としてまったく同じということはありません。ですから、初めから、まったく同じにしようとするのではなく、理論的基準をもとに、常に各個人のベストの噛み合わせを見つけ出す、ということが必要です。

学問的にもどうしてもパターン化された咬合理論がほとんどなので、大まかには確立されているのですが、未だに明確に世界的に統一されていない感があります。

咬合治療-その1

その2に続きます

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